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「へぇ~。俺はお前を信用できねぇ。本当なら今ここで、お前を拘束してやりたいね」
谷木さんの背中しか見えないけど、相変わらず凶暴な顔をしているに違いない。
「本当だ。約束する。信じてくれ……」
苦しそうに顔を歪ませるロバートが映っている。
「これだけ見ると、谷木さんが悪人みたいだな。
谷木さんはよっぽどロバートを恨んでいる、ということですか?」
俺は再び佐藤さんを見遣った。
佐藤さんは、何だか難しい顔で、モニターを睨んでいた。
「どうしました?」
不思議に思って声をかけた時、佐藤さんが舌打ちした。
んんん?
俺もモニターに目を向けた。
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