☆彡 事後報告

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「えっと……。あれですか? 『パンドラ』でしたっけ?」 『うん…、そう、それ。光、何か言ってた?』 「言ってました。  すごく、すごく、これ以上ないくらいに真剣な顔で『大切な人と一緒にパンドラの箱を開けたい』って。  音無さんには、この意味わかっているんですよね?」 『分かってる。そもそも、俺が光を煽ったようなもんだし……』 「へぇ……。  で? 光をどうするつもりなんですか?   光が暗闇に貶められる、って分かっていながら、その書類を見せようと思う音無さんの真意を教えてください」  少し怒りを含ませた強い口調で問うと、音無さんは『キッツイなぁ……』なんて呟きながら、歯切れ悪く語り出した。
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