第六話 ※R18

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 みっともなく泣きそうだった。固く抱きしめて、俊哉の想いを噛みしめる。 「その前に……俺も、高史を気持ちよくさせてあげるよ」  バスローブの前を解かれ、手のひらで素肌をなぞりながら押し倒してくる。  理解する前に、張り詰めていた中心にふわりとした感触が生まれた。 「しゅ、俊哉さん!」 「高史の、すごく大きいな……」  軽く上下に扱いてから、自らの口元をその場所へと持っていく。やろうとしている行為を把握したと同時に、俊哉の舌が周りを撫で始めた。 「う、あ……っ」  わざと濡れた音を立てて、ぬるりとした感触が全体に這い回り、擦られる。根元までを咥え込まれた時は頭の中が一瞬真っ白になった。 「ん……どんどん、あふれてきてる……」  道具を使った自慰とは比べ物にならない。  腰の揺れも、さらに甘い刺激を求める欲も止められない。他人にしてもらうのが、こんなにも気持ちのいいものだったなんて。 「俊哉さ……っ、オレ、もう……」 「いいよ、咥えててあげるから、イって……」  頭を上下に動かしながら一層強く吸い上げられて、呆気なく熱を吐き出した。  力の入らない身体をベッドに沈めるも、確かな咀嚼音を聞いて思わず首を持ち上げる。 「飲んだん、ですか」     
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