第三章 隻眼の剣士対紫の婆

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第三章 隻眼の剣士対紫の婆

学校も終わり 私たちは 丑宮救急病院へと向かおうとしたら 哲平のお母さんから 「哲平 退院して来たから もう大丈夫よ」とメールあり。 ならば 「心配なので ちょっとお家へお見舞いに伺ってもいいでしょうか?」と確認するも  「かなりショック受けてるみたいだから 今日はごめんなさい」と拒否?されてしまい 途方にくれるも  とにかく 駅前の喫茶店 トトールへ 行っては  昨日の情報を 皆で 共有化することになって 「ともかく あたしが まとめ役やるね。じゃあ まず 大谷君から」 「俺はさ ラジオ聴きながら やるともなく英語の単語とか覚えつつなんか うとうと まどろんじまったみたいで 気がついたら 夢の世界。 ヤバイ思ってさ 咄嗟に あのキーホルダー 握りしめたら 小柄な剣士? よくは見られなかったけど そいつが あの車椅子の婆さんを 追っ払ってたんだが 剣士が来る前にあいつが 友達はもらったって一言言ってたなあ」 「その後 どうも あの婆さん 私んとこ来たみたい」 「大谷君から 一子の所へ移動したのかしらね? でも夢の中なら 普通に瞬間移動とか出来そうなんだけどねえ」 「わかんないなあ でもさ 時間的には 三十分くらい差があったんだよね 大谷君が私を心配してLIONくれたの気がついたの彼が襲われた三十分後だったしぃ」 「そうかあ この辺は 天眸さんに 伝えた方がいいかもね それで?」 「あたしも 枕元に鏡置いてたから すぐに 持ったら あの剣士がきてね ここは恐ろしいやつの世界だ。早く目覚めるように。って言っては 婆と闘っては 追い払ってくれたんだけど。。。。。」 「ううん 哲平の前にあいつは あたしの所に現れてるから 一晩で四人の夢の世界にってことかぁ でもさ哲平はわからんけど 他の皆は あいつ紫の婆から 質問はされてないよね 」 「ええ その前に」「剣士が闘ってくれたから」「まあ 助かったけど 俺なんか 名前 なんだっけ? 誰から訊きましたかの答え 忘れてたしなぁ」 「倉島ね。。。。。」 「なんにせよ 皆 あのお守りは 必ず今夜の開けるまで 持っていようね」 その頃  天眸 杏子は ただ一人 某所にある 寂れた神社に電話 「本庁に許可を 夢見枕の使用を許可願いたい」 「何 それほど 丑宮高校では 切羽詰まっているのか?」
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