第三章 隻眼の剣士対紫の婆

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私 磯谷 真理亜の目の前にいる 紫の着物の婆 これは夢? 現実? 頭が混乱するなか 四個目の質問が「お前は 我を どう思う?」と言い放つや 紫の婆は  真っ白な能面のような顔の口を開いては 赤い唇から「先程 お前が 我に抱いていた感情を そのまま言葉にすれば いいんじゃよ」と 不気味な小声で こちらへ 話しかけてきます 私 もう ダメな感じ ほんと 婆の言うように 怒りの気持ちを込めて 回答を「」口に出そうとした瞬間 ピかっと 床に落ちた 手鏡から 光が 放たれるや とぅあー のかけ声共に あの小柄な剣士が 飛び出しては「沈黙してて それが回答だから」と なんかどこかで聞いた様な 可愛らしい声で 言われて はっ っと 黙りこむや 目の前の紫の婆 剣士を睨み付けては 「また貴様か 何故 ここへ来れたのじゃ?」 「ふふ あんたくらいの小者には 言ってもわからないよ。」と言うや 右目に被さった 前髪を靡かせ 鏡の填まった眼帯を 婆に向けて 光を 放射 その時 私 気がついた この剣士が 天眸さんだと言うことに。 「天眸さんだったの?」 「そうであり そうではない 和が名は 天眸 凶子 凶の字が 大凶の凶と書くのさぁ(笑)」 「何をくだらないことをくっちゃべってんだい 我は先程の我よりもこの娘の怒りの呪を受けて強くなってるのだ もはや貴様には負けんぞ~?」 と言うや 復活した巨大な鎌を 振り上げて 襲いかかってきました。 しかし 天眸 凶子 慌てず 騒がず 神刀を構えるや 「また 叩き斬ってあげるよ」と微笑みながら サーっと 水平に 薙ぎました あっ 一瞬にして 今度は 両腕を 打った斬られた 婆は 呆然自失 巨大な鎌諸とも 両腕が 床に落ちたのが 信じられずも 「バカなぁ そんなはずはない 我はあの方達の 卷族に加えて貰うはずじゃったのにぃー こんなところで おめおめと。。。ははは じゃが貴様は 我を 滅することはできまい 我を滅すれば 我が 捉えた贄を救うことかなわんしのぉ。わははは」と なんとも 嫌な言葉を吐いた婆に対して 天眸 凶子 いきなり 婆の頭上から一閃 叩き斬ってしまいました。 「あいにくな 神務庁と 警視庁現象課は繋がっておってな 貴様が 捉えた者は先程 救われたとな連絡着たのさ」
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