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六月 梅雨真っ盛りの じとじと雨の日が続く中
最初の異変が 一年生の一組にて起きました。
クラスで 目立たない 真面目な女子生徒 相川幸子が 無断欠席をしたため 担任から 家へ 連絡が行くも
家にはいない。。。。。となり 交番へと通報
捜査が行われたのだろうが いつのまにか 家出人扱いとなっていたようで 家庭では 母子家庭からの逃避とかなどと。。。。。
しかし その二日後 またもや 同じクラスの 市谷 亘なる男子生徒が
これまた いなくなったとか。。。。。この少年は 結構お調子者で クラスではムードメーカーっぽい子だったり
相川幸子と違って かなり目立つタイプだったので 変な憶測まで(相川と駆け落ちしたんじゃね)飛び出す始末も
これも 警察沙汰になるも 再び 家出人扱い?
しかし この 市谷君が いなくなる前日 奇妙な話を 友人たちにしていたと証言があり
「ヤバイよ 俺 紫の着物の婆の話きいちゃったよ 俺 消されちゃうかも」なんて
いつもとは違う おちゃらけた話し方ではなく 真面目な表情だったと
その友人たちは 捜査に来た警官に話をするも
何も 警察では 参考意見として 聞くだけにとどまり
その話は うやむやになってしまい
しかし
ここから この「紫の着物の婆」の話が 生徒間に 拡がりをみせては
次の失踪者の登場で 警察も この噂を無視出来なくなるも。。。。。
もはや 先の二人の失踪者については 時期を逸したようで
二人の行方は 捜査が困難な状況に
警察は 威信をかけて 三番目の失踪者「内山 かおり」について
捜査を 執拗なまでに 拡大して 行っていました。
えっ その「紫の着物の婆」の話って何?
ですよね
では 私 磯谷 麻里亜が ちょっとまとめてお伝えしましょう
ほんの少し前に 私鉄の某踏切にて 急に目眩を起こした 老婆がいて
特急列車に はねられて 亡くなったとか 老婆の名前は 「倉島 淑子」
むごいことに 両足が 切断されて 粉々に飛び散ってしまったのか
見つからない状態で 遺体は 処理されたとか
さて その踏切の近くに 小学校があって
小学生の間で 恐ろしくも奇妙な噂が たち。
一人の少女が ある夢を見たとか。
その夢には 紫の着物を着た車椅子の老婆が。。
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