ありがとうね

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 朝食を済ませ。早速出発の準備に取り掛かった。  最初に出発したのは、奏ちゃんグループ。 次に、檸檬ちゃんグループ、殆ど同時出発のりょうちゃんグループ。  優美さんが、 「皆どうしたの?」 「凛に挑戦状突きつけられた」 「挑戦・・状?」 「奏のSNS見て、じゃ行ってきます」 「気をつけてね、地元の女の子ナンパしないように・・したら・・帰る場所無くなるわよ」 「・・しません!」  優美さんに見送られながら、それぞれの目的地に向かって出発した。  りょうちゃんがグループは、大通り公園の真ん中あたりに出た。 「端ってことは、左右どちらに向かうかが問題だよな」 「どっち向かう?」 「ネットで調べて目星つけようぜ」 「左に時計塔、右に・・道・・庁?」 「なぜに疑問符」 「普通県庁だろ」 「・・ここ・・ほ・か・い・ど・う・・了解?」 「なぜに?」 「俺が悪かった言い方変える、ここの都道府県名は」 「北海道」 「よし、そこは分かってるね」 「なんか、小馬鹿にされているような」 「お前がいっていた県庁ってどこにあるの?」 「お前・・そりゃ・・群馬県とか茨城県とかにあるよね」
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