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次の日、帰りがけに、西木倉凛ちゃんが近くに寄ってきた。
「あ~の~~」
「どうした、西木倉さん。あっ、ありがとう、SNSの友達申請してくれて」
西木倉さんは、俯きながら、
「こちらこそ、承認して・・いただいて・・ありがとう・・ござぃま・・」
語尾がだんだん小さくなって、最後は聞き取れなかった。
西木倉さんは、見た目、可愛く小動物の様なイメージがある。身長も小柄で140センチあっるかないかくらい。
思わず、頭をなでてしまった。
「あぅ~~ぅぅ」
顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
「そうだ。女の子4人駅前の大徳パフェ食べに行くんだけど一緒に行かない?」
「私なんか一緒に行っていいんですか?」
目を見開きます、西木倉さんは答えた。
「私なんか?・・自分のことそんなに悪く言わないの。凛ちゃん、小っちゃくて小動物みたいに可愛いよ」
「小動物・・可愛い?・・プシュー」
西木倉さんは、顔を真っ赤にして、フリーズしてしまった。
私はカバンを持って、
「凛ちゃん、行くよ」
凛ちゃんの手を引き教室を出た。
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