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第2話 昔の話
「えぇ、何?」「前の主の事なんだが…」
「いいよ、教えてあげる。私の前の主は、新選組三番組長、唯一の左手の刀使い。斉藤一だよ。その剣術は鬼切りと呼ばれるくらいの名が響いてるんだよ。それと斉藤一はいつも無口。」
呆れた顔で和泉守が「お前本当に前の主が好きだったんだな」
「...だから、この刀は大切にしなきゃ」ぎゅっと刀を握った。
すると「桜、少し刀を見せてもらってもいいか?」
「いいよ、はい」刀を受け取ると中身をだし波紋などを見る。
「...綺麗だ、銀色に透き通っている。」呟く。
するとその横で「桜の刀は鬼切り刀たからね」
「透き通っていても驚くことじゃないよ」大和守と加州が言う。
「すまねぇ、返す」と刀をしまって桜に返す。
「そういや、桜お前、大和守と同じで池田屋には行っていないんだよな?」
「うん、そうだよ。でも...夢の中で私が池田屋にいって折れた所を見たの」
すると加州が「それ、安定と同じじゃん…」つぶやいた。
「え?」大和守は話し出す。
「僕も、見たんだ…本当は清光が行くはずだったのに僕がいる夢......」
「そうだったのか......」「でも、なんで?」と考えているとどっからか声が聞こえ、近づいてくる。
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