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町外れの酒場、ウォーカーたちは作戦を練っていた。
事故に見せかけて殺られる仲間が増えてきて、どうにかしてドライバーに反撃する手立てを考えていた。
ある者はドライバーを狙撃することを提案し、またある者は岩を落下させることを提案した。
どちらもドライバーに痛手を負わせられる。
しかし、それでは証拠が残ってしまう。
いくら戦争でも、ポリスに捕まるわけにはいかないのだ。
「もっと、楽にドカンと殺れることはないのか?」
「いっそ、道路を爆破するか?」
「バカ野郎、それをやっちまうとバレバレじゃねぇか」
ドライバーを殺りたいが、捕まってしまったら本末転倒だ。
その時、カウンターにいたバーテンが、アイスボックスをひっくり返した。
ガシャン!
「ちぇっ、粉々になっちゃったぜ」とバーテンは嘆いた。
それを見ていたウォーカーのひとりが、ニヤリと笑った。
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