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僕はマニアさんと暮らすことになって約束事をした。僕から提示したものだ。
僕は僕の子供たちと初恋のマリアさんがいる特別な部屋には入らないこと。
それとお互いに干渉しない
その約束事をした時わかりました。なら、そのかわりご飯は一緒に食べましょうと言われた。これは干渉しているのではないだろうか?
まぁ、いい。僕と僕の子供たちの生活が守れるのであれば僕はなんでもいい。
それからメニアさんは作業しているところを見てくる。まぁ、役作りのためだし仕方ない。今日は一からオーダーメイドの人形の仕上げだ。ご所望は男の子の人形。珍しいと思いながら男の子を作った。完璧だ。アントニーは愛らしいけれど男の子の要素をしっかり詰めた。愛しい僕の子供だ。
明日には依頼主がくる。寂しくなるな。
メニアさんの夕飯できたよという声が聞こえた。僕は下に行きご飯を食べる。メニアさんのご飯は美味しかった。そして温かい。もう、冷めたコンビニ弁当しか食べてなかったから美味しくて仕方なかった。自分にしてはよく食べた方だと思う。
これが一週間あるなんて幸せだ。イケメンでなおかつ料理上手って雲の上の存在だと思った。一週間過ぎたらいなくなってしまう。そうしたらもう関わりがなくなる。こんな不細工で根暗なんて人形しか愛してくれない。
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