出会い~造視点~

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シャワーで足の裏を流す。染みるが自分で割って自業自得だから仕方ないがしかし後悔は全くしていない。エミリアは老夫婦に売ったものだ。優しくて気品が溢れ出ている老夫婦。2人は大切にしてくれそうだったらから作って売ったのだ。2人とも死んだら最後の1人の棺桶に入れて欲しいと条件付きでもちろん我が子を手放しなおかつこんな条件を出すのはおかしいと思う。でも、大切にしてくれた人と生みの親最後まで一緒にいたいと思うのは大切にしてくれた方だろう。だからその人の最後までそして天国で我が子が幸せになってくれるのならそれが1番いい。価値のわからない我が子を大切にしない人間に渡るよりずっとだけど昨日その婦人がなくなった。その葬式に出た時棺桶にはエミリアが居なかった。嫌な予感がした。だから昨日からオークションなどパソコンを巡回して居たら売られていた。エミリアは傷は付いていないし服も可愛いものを着せてもらっていて老夫婦が大切にしてくれたのが写真だけでわかった。そんなオークションにかける人間にそしてそれを買う人間性を自分で確認できないのに人の手に渡るのが嫌だった。だから競り落とした。可哀想なエミリア。お父さんが大切に大切にするからね。早く戻ってきて破片を流し終えると脱衣所に出て足を丁寧に拭くいつもより深く切ってしまったため血が止まらないため息を吐くと真弓が入ってきた 「造、遅いよ。ハウスキーパーさんには連絡したから掃除探してもらえるようにしたから安心して。造、手当てするから足を上げて」 と言われたのであげると消毒液をぶっかけられた。すごいしみて思わず足を動かそうとすると足を掴まれてバンドエードを貼られた 「はい、終わり。じゃあ、とりあえずメニアさんと改めて自己紹介しようか。食卓に座ってもらってるから」 と言われると手を引かれて食卓に連れていかれた。メニアさんは紅茶を飲んでいた。安物のティーパックの紅茶だがメニアさんが飲むと高級な紅茶って感じがするから不思議だ
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