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俺は役作りのために異常者だが天才と言われる真辺造さんと家に住むことになった。といっても造さんが乗り気ではないことは知っていた。一緒に住むことになって造さんのことを調べた。そこには人形に異常なほど愛を注いでいていつもはオドオドしているが人形のことになると性格が変わると言われる男だった。俺はこの情報に好印象をうけた。性格が変わるというがそれほど仕事を愛し仕事に誇りとプライドがあるということだからだそれに好感を得た俺は画像を探した。そこにはボサボサの前髪と眼鏡で目元を隠して下を向いている童顔な男が写っていた。そしてタイプだと思った。俺は所謂同性愛者で女性の体に興味はもてない。かといって女になりたいとも思わない男の体のまま相手を抱き愛でたいと思う。そして造さんは磨けばタイプの男になれると直感した
実際は一目あったら磨がかなくても堕ちてしまうほど可愛かったしわずかな加虐心と庇護欲が生まれた。その時の造さんは目が充血していて髪はボサボサで足から血を流していたしよれよれの服を着ていて世間一般的には可愛いとは対極にいる姿だったが確かに俺は堕ちてしまったのだ。今までの恋が偽物だったと思えるほどひどく惹かれたのだ
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