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ダメだ。秋彦のにやけ顔がいつにもまして怖い。いや、こいつはなんだかんだ言って真面目だ。面倒な手記をずっと今までやり続けてきたんだ。そんな奴がそんなことするはずがないじゃないか。
俺は国語の教科書を取り出して読み始める。
べっ、別に、何も意識なんてしていない。なんかたまたま今日は教科書を読みたい気分なのさ。
「いやあ~。今日も平和だね~」とカナタが呟いた次の瞬間、ジェイが颯爽と現れた。
「事件だ。これから会議を始める!」
萌葱色の藁人形 番外編 秋彦の苦悩 おしまい
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