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布記子は
(ステーキ焼肉言うてへんやん。
ホンマ、おもろいわ。このオカン)
と思った。
なんか、そんな義母を見ていると、不安など、吹き飛んでしまう布記子だった。
そして
「ほな行くでー」
と、車を発進させた。
しばらく走って
「おかあさん、私、来週から仕事、変わんねん」
と、布記子は言った。
「あら、そうなんや」
「本格的に仕事していかなアカンと思って」
「そやなぁー。まだ心亜小さいし、大変やなぁ」
「それと……
おかあさん、ウチで一緒に住めへん?」
布記子は前から思っていたことを、口にした。
「え?」
ヨシ子は驚き、考えていたが
「そやなぁー……
そやけど……
今の家、離れたくないねん。
狭い家やけど、長年住んでるトコやし、オトーチャンとの思い出も、詰まっとるしな……
心亜とは一緒に住みたいねんけどな…」
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