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そう、七夏ちゃんと「ブルーベリーのタルト」を半分ずつにした時の事だ。七夏ちゃんが自分の事を「ななつ」と話す時、それは本当に喜んでくれている気持ちの表れなのかも知れない・・・だとしたら、俺は七夏ちゃんからの「ななつ」をもっと引き出してあげたい。
七夏「? どしたの? 柚樹さん?」
時崎「え、いや・・・」
店員「お待たせしました」
七夏「わぁ♪ ありがとです☆」
俺と七夏ちゃんは、のんびりとココアを楽しむ。この一時が、これからも沢山あるといいなと思う。お会計時、お財布を取り出した七夏ちゃんに対して---
時崎「ここは任せて!」
七夏「え!? くすっ☆」
時崎「え!?」
七夏「柚樹さん、ここちゃーみたいです☆」
時崎「天美さん?」
七夏「ココア任せてって、ここちゃーも話してました☆」
時崎「あっ! そういう事か・・・俺、ここ『わ』任せて! って話したんだけど」
七夏「ココアって聞こえました☆」
時崎「まあ、一緒にココアを頂いたから、間違いではない・・・か。とにかく、任せて!」
七夏「えっと・・・はい♪ ありがとうございます☆」
お会計を済ませると、七夏ちゃんが改めて御礼をしてくれた。
七夏「柚樹さん♪ ご馳走様でした☆」
時崎「こっちこそ、いつもお料理ありがとう!」
七夏「くすっ☆ はい☆」
時崎「それじゃ、凪咲さんからのお買い物も済ませよう!」
七夏「はい☆」
時崎「荷物持ちも任せて!」
七夏「くすっ☆ 頼りにしてます☆」
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