第三十二幕:不思議ふしぎの虹

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時崎「なるほど。よかったよ」 七夏「え!?」 時崎「七夏ちゃん、いつもこんなに沢山買っているとしたら大変だと思って」 七夏「あ、ごめんなさい。重たかったら私も少し持ちますので」 時崎「俺は全然大丈夫だよ!」 七夏「お母さん、柚樹さんが一緒だからって・・・あんまり沢山にならないように、お話しておきますね」 時崎「このくらいなら全然大丈夫だから!」 七夏「ありがとうございます☆ 後のお買い物、急ぎますね」 時崎「そんなに慌てなくてもいいよ」 残りのお買い物を済ませると、七夏ちゃんは、重たいお醤油を持ってくれた。お醤油も俺が持とうとしたんだけど、そこは譲ってくれなかった。 七夏「男の人だけに重たい荷物を沢山持たせて、一緒に歩くのは、心が痛みます」 七夏ちゃんに「心が痛む」と言われては、俺も辛くなる。ここは素直に七夏ちゃんの言う事に従う。 時崎「ありがとう。七夏ちゃん!」 七夏「こちらこそです☆」 お店を出ると、二人の影法師が長くなっていた。七夏ちゃんと一緒に、風水へと急いだ。  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 七夏「ただいまぁ☆」 時崎「ただいま」 凪咲「柚樹君、七夏、おかえりなさい。おつかい、ありがとう」 時崎「はい」 七夏「あれ? お客様?」     
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