随筆二十九:まじ、やられた!

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心桜「つっちゃー!」 七夏「あっ♪ ここちゃー、いらっしゃいです☆」 心桜「ちょっと、聞いてよー」 七夏「どしたの? ここちゃー?」 心桜「あたしのお爺ちゃんがさ---」 -----心桜 回想----- お爺「心桜! お小遣いをあげよう!」 心桜「え? ホント!? わぁ~い! ありがとー!」 お爺ちゃんはそう言って、あたしの目の前で札束を扇子の様に広げ、1、2、3・・・とお札を数え始めた。 お爺「4、5、6、7・・・」 心桜「ちょっ、お爺ちゃん! そんなに沢山!?」 お爺「8、9!!」 ・・・そう言って、お爺ちゃんは9枚を自分のお財布に戻し、手元に残った1枚をあたしにくれた。 心桜「あ・・・えっと、ありがと。お爺ちゃん・・・」 -----心桜 回想----- 七夏「わぁ☆ 良い事ありました☆」 心桜「まあ、良かったんだけど、何か悔しくてさ」 七夏「1枚でもお小遣いを貰えたのですから、そこは感謝しないと」     
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