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このままだと、天美さんの追撃が予想されたので、俺はさっと部屋を片付けて風呂場へと向かう。
七夏「柚樹さん☆」
時崎「え!?」
七夏「えっと、このままお布団、準備しておきますね☆」
時崎「ありがとう。七夏ちゃん!」
心桜「あたし、このままお部屋、ガサ入れしておくね!」
時崎「しなくていいっ!」
心桜「あはは!」
七夏「もう! ここちゃー」
心桜「あたしも手伝うよ!」
七夏「はい☆」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
お風呂に浸かりながら、今日一日を振り返る。七夏ちゃんと同じ香りに包まれていると、とても心地よい。夜華に舞う「ふたつの虹」は本当に可愛かった。心残りなのは、七夏ちゃんへ「可愛い」と言葉に出来なかった事。七夏ちゃんの「可愛い」に対する反応がよく分からない。このままだと息が詰まりそうになる。何が原因があるはずだ。
手早くお風呂を済ませて居間へ戻る。七夏ちゃんたち三人も、居間でのんびりと過ごしているみたいだ。
七夏「あ、柚樹さん☆」
時崎「七夏ちゃん! お疲れさま」
七夏「くすっ☆ 冷たいお飲み物を用意しますね☆」
時崎「ありがとう!」
心桜「お兄さん、お疲れー!」
時崎「どうも!」
心桜「ほらほら! 探してた笹夜先輩もここに居るよー」
主 &笹夜「え!?」
心桜「さっき、お兄さん『高月さんは?』って話してたよ?」
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