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今のタイミングなら、天美さんと高月さんの2人しか居ない。七夏ちゃんへのアルバムの事を話しておくべきだろうか・・・2人なら秘密を守ってくれるはずだ。
笹夜「? 時崎さん?」
時崎「え?」
笹夜「どうかなさいました?」
時崎「いや、アルバムの事で---」
七夏「あれ? どしたの?」
心桜「つっちゃー、お疲れ!」
七夏「はい☆ もうみんな柚樹さんのお部屋に居るのかなと思ってました☆」
時崎「あ、ごめん。どうぞ!」
心桜「お邪魔します!」
時崎「高月さんも!」
笹夜「はい♪ 失礼いたします♪」
七夏「私、筆記具持ってきます☆」
時崎「ありがとう!」
心桜「お兄さん! これだよね!」
天美さんは、机の上にある俺のMyPadを手に取り操作を---
時崎「ちょっ! 天美さん!」
笹夜「心桜さん! 勝手に操作したら・・・」
心桜「おやおや? その焦りようは、なんか見られては困る物でもあるのかなぁ?」
時崎「いや、そうじゃないんだけど、七夏ちゃんの写真を表示させたままだと思うから」
笹夜「まあ♪」
心桜「それって、何か問題なの?」
時崎「いや、なんと言うか、少し恥ずかしいかな・・・」
心桜「あはは! でも安心してください!」
時崎「え!?」
心桜「MyPadは、ロックがかかってました!」
天美さんはMyPadの画面を俺の方に見せてくれる。自動ロックがかかって解除キーを求める画面が表示されていた。
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