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夜遅く突然風水に来た天美さん。七夏ちゃんの姿を見るなり大きな声で泣き出した。七夏ちゃんは、天美さんを優しく抱きしめている。俺はただその場で何も出来ないままでいた。
凪咲「どうしたの? 心桜さん!?」
心桜「うう・・・」
凪咲「・・・・・」
天美さんの泣き声で凪咲さんも姿を見せるが、七夏ちゃんと天美さんの様子を見て、そのまま居間へと姿を消した。それを見て俺も凪咲さんの後を追うように居間へと移動する。七夏ちゃんや天美さんに声を掛けると思っていた凪咲さんが、二人を見てすぐに移動した理由に何か意味があるはずだ。
凪咲さんに小声で訊いてみる。
時崎「凪咲さん」
凪咲「今は、七夏に任せておけばいいわ」
時崎「何があったのかは分からないけど、心桜さんが落ちつくまでは、大人は黙ってる方がいいと思うの」
結果的に俺も凪咲さんも、天美さんには何も行ってはいないけど、どうしてよいか分からない俺とは全然意味が異なった。
時崎「・・・・・すみません」
凪咲「え!?」
時崎「俺、何も出来なくて・・・」
凪咲「いいのよ」
凪咲さんは、冷静だ。過去にもこのような事があったのかも知れないな。
七夏「お母さん・・・」
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