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時崎「そう考えられるのが、俺と根本的に違うところか・・・」
七夏「私、変わってるのかなぁ・・・」
七夏ちゃんはそう呟いた。確かに七夏ちゃんは少し変わっている。けど、それは良い意味なので、気にする事はないと思う。
時崎「七夏ちゃんは変わっていないよ。変わっているとしたら、それは、とても魅力的な方向だから・・・俺はそんな七夏ちゃんが羨ましいよ」
七夏「羨ましい・・・」
そう呟いた七夏ちゃんは、少し複雑な表情になってしまった。
時崎「ん? 俺、何か、気に障る事を言ったなら謝るよ」
七夏「いえ、その『羨ましい』って言う言葉。私にはちょっと重たくて・・・」
時崎「ごめん。気をつけるよ。良かったら理由を聞かせてくれるかな?」
七夏「えっと、私、目が羨ましいって、言われる事があって・・・」
七夏ちゃんの瞳が羨ましい・・・そりゃ、多くの人がそう思っても不思議ではないだろう。かく言う俺も、七夏ちゃんの瞳に魅せられているのは確かだ。
七夏「私、自分の目の事は良く分かっていなくて・・・」
時崎「分かっていない?」
七夏「はい。みんなは、私の目の色が変わるって言うのですけど、私には・・・」
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