11人が本棚に入れています
本棚に追加
MyPadで調べていると、隣街に手作りオルゴールを販売してるお店がある事が分かった。このお店ならオルゴールの部品も扱っているはず。ただ、このオルゴールの振動弁と同じ部品があるかどうかだ。とにかく、明日はこのお店に急ごう。
オルゴールの蓋を閉める。工具類を片付けていると、トントンと扉が鳴った。扉へ近づき開けると、七夏ちゃんが居た。
時崎「七夏ちゃん?」
七夏「柚樹さん、まだ起きてるの?」
時崎「ああ。どうして?」
七夏「えっと、お部屋の灯りが点いてましたから、まだ起きてるのかなって」
時崎「これから、おやすみするよ。天美さんは?」
七夏「えっと、ここちゃーは、私のお部屋でおやすみしてます☆」
時崎「そうなんだ。七夏ちゃんは、天美さんが眠るまで起きてたの?」
七夏「えっと、ここちゃーと一緒におやすみしてたのですけど、その・・・」
時崎「?」
七夏「くすっ☆」
時崎「七夏ちゃん?」
七夏「ここちゃー、少しお寝相が悪い所があって、私、ベットから落ちそうになって起きちゃいました」
時崎「はは・・・大変だね」
七夏「でも、ぐっすり眠れてるみたいですから☆」
時崎「それで、七夏ちゃんは別のお部屋でお休みするの?」
七夏「いえ、起こさないように、ここちゃーの所に戻ります☆」
時崎「その方がいいと思う」
七夏「え!?」
時崎「起きた時に七夏ちゃんが一緒に居る方が良いと思って!」
七夏「くすっ☆ それじゃ、柚樹さんもお早めにおやすみくださいね☆」
最初のコメントを投稿しよう!