第三十六幕:太陽を想う虹と

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ここでの「俺の普段どおり」は、アルバム作りを行う事。布団から出て、アルバム制作の続きを始める。今日は七夏ちゃんへのアルバム作りから再開しよう。七夏ちゃんが喜んでくれる事は、絶対天美さんも喜んでくれるはずだ。 しばらくアルバム制作に没頭する。静かな早朝に作業すると集中できる事を実感したけど、これは寝起きで疲れていないからかも知れない。 コンコンと扉が鳴った。こんな朝早くに誰だろう? 扉を開けると--- 心桜「おはよー! お兄さんっ!」 時崎「え!? あ、天美さん!?」 そこには、普段どおりの天美さんが居た・・・昨日の事が気になっていただけに呆気に取られていると--- 心桜「ん? どしたの? お兄さん?」 時崎「え!? あ、おはよう! 天美さん!」 心桜「いやー、部屋の灯り点いてたから、お兄さん起きてるのかなーと思って」 昨日の七夏ちゃんと同じような事を話している。俺も今までどおりの対応に努める。 時崎「天美さんも、早いね!」 心桜「んー、もう少し寝ときたかったんだけどさ・・・つっちゃーが」 時崎「七夏ちゃんに起こされたの?」 心桜「どうだろ? つっちゃーは、まだ寝てるから」 時崎「どういう事?」 心桜「つっちゃーさ、ちょっと寝相・・・っていうのかな・・・お布団を体に巻き付ける事があって、それで起きちゃった」 時崎「・・・・・」 ここでも、昨日の七夏ちゃんと同じような事を話している。 心桜「あ、今の、つっちゃーには内緒で!」     
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