11人が本棚に入れています
本棚に追加
時崎「了解!」
布団を体に巻きつける七夏ちゃん・・・和室でうたた寝している七夏ちゃんで、俺も見た事があるな。
心桜「危うく、『みのちゃー』に巻き込まれるところだった」
時崎「くく・・・」
心桜「あ、お兄さん笑った!?」
時崎「あ、今の、七夏ちゃんには内緒で!」
心桜「了解~!」
時崎「良かった・・・」
いつもの天美さんを見て、ほっとして出てしまった俺の小声に---
心桜「約束したからね!」
時崎「え!?」
心桜「なんでもないっ!」
天美さんは答えてくれたように思えた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
その後、七夏ちゃんも起きてきて、天美さんと一緒に朝食を頂き、普段どおりの一日が始まるのかと思ったのだが・・・
心桜「あたしは、ゆーが壊した事を怒ってるんじゃなくて、それを黙って隠してた事に対して怒ってるの!」
時崎「な、なるほど」
心桜「でも、あたしのお母さんは『お姉ちゃんなんだから許してあげなさい』って。いっつもそう! お姉ちゃんお姉ちゃんって! 別に好きでお姉ちゃんになった訳じゃないのに何さっ! あたしが許すよりも先に話さなければならない事ってあるでしょ!?」
七夏「ここちゃー、ゆーちゃんも、わざとじゃないんだから」
最初のコメントを投稿しよう!