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心桜「つっちゃー甘いよ! 壊したのはわざとじゃ無かったとしても、黙って隠したのはわざとでしょ!?」
時崎「あ、天美さん・・・」
心桜「今回だけは・・・許せなかった! お母さんがゆーの味方したから、もうあたし居場所無いって思って・・・」
それで家を飛び出してきたという事か・・・。天美さんの気持ちも分からなくはない。
七夏「でも、ゆーちゃん、ここちゃーに話しにくかったんじゃないかな。私も昔、同じような事があったから・・・」
時崎「同じようなこと?」
七夏「えっと、お父さんの・・・」
時崎「鉄道模型・・・か」
七夏「はい」
心桜「でも、つっちゃーはすぐに話して謝ったんでしょ? それならあたしもここまで怒らないよ!」
天美さんが怒るのはもっともだと思う。
七夏「柚樹さん」
時崎「!?」
七夏ちゃんが俺に小声で話しかけてきた。
七夏「(ここちゃーは、本当はゆーちゃんの事、とっても大切に思ってます☆)」
時崎「(ゆーちゃん?)」
七夏「(あ、えっと、ここちゃーの弟さんです☆)」
時崎「・・・なるほど・・・」
七夏「!? どしたの?」
時崎「いや、一瞬、俺の事かと思って」
七夏「えっ!? あっ! ご、ごめんなさいっ!」
時崎「いや、別に構わないよ」
心桜「こっちの『ゆーちゃん』は優しくていいね~!」
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