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七夏ちゃんが、どうすればいいのか分からず、視線を送ってきた。
時崎「七夏ちゃん、三面鏡の前に座って」
七夏「はい」
七夏ちゃんを三面鏡の前に座らせて、三面鏡の左右の鏡扉を開ける。
七夏「・・・・・」
俺は、三面鏡の左右の鏡扉の角度を変え、七夏ちゃんの瞳の色が変わる角度を探す。鏡扉に瞳の色が変わっている七夏ちゃんが映し出される。
時崎「七夏ちゃん、あっちに映ってるっ!」
七夏「えっ?」
七夏ちゃんはその方向を見てしまう・・・すると、せっかく色が変わっていた瞳が翠碧色になってしまった」
七夏「えっと・・・」
時崎「七夏ちゃん、そのまま正面見てて」
七夏「はい」
俺は、もう一度、鏡扉の角度を変え、瞳の色が変わった所で、
時崎「七夏ちゃん、ほらっ!」
七夏「え!?」
時崎「この方向・・・」
七夏「え? どこですか?」
時崎「ここ・・・」
俺は七夏ちゃんの目線に近くなるように、自分の目線を近づける。
七夏「柚樹さん?」
時崎「ん? おわぁっ!!」
七夏「ひゃっ!!」
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