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朝食を済ませ、自分の部屋に戻る。七夏ちゃんも自分の部屋で宿題をするようだ。アルバム制作に取り掛かる・・・七夏ちゃんを待たせる事がないようにと思うのだが、俺のほうはいつでも中断はできる。昨日買った材料で、七夏ちゃんへのアルバムの試作を行う。
時崎「この距離感が難しい。あとは、耐久性の問題もあるな」
材料の大きさや厚みを変え、試行錯誤を行っているが、末永く使えるかどうかは分からない。少しでも引っ掛かる点を残すと、後々問題になる為、十分な検証は必要だ。
デジタル素材の方のトリミングもしっかりと仕上げる必要があるので、工作に行き詰まったら、デジタル編集を行うというように気分を変えて作業を進める。
時崎「ん!?」
扉が開く音、そして、1階へと降りて行く足音が聞こえた。時計を見ると11時前。
時崎「もう、そんな時間か・・・七夏ちゃん、宿題終わったのかも知れないな」
俺も気分転換を兼ねて1階へ降りる事にした。
しかし、凪咲さんも七夏ちゃんも見当たらない・・・玄関の扉を開けて外の様子も見てみる・・・扉の鍵は掛かっていないので、すぐに戻ってくるだろう。
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