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時崎「七夏ちゃんのおかげで、心強かったよ。ありがとう!」
七夏「あっ・・・は、はいっ☆」
凪咲「ありがとう。柚樹くん」
俺と七夏ちゃんのやりとりを見ていた凪咲さんが、暖かな笑みを浮かべ、台所へ・・・そして、緑茶を持ってきてくれた。
凪咲「いつの間にか、雨が降っていたのね。ナオ、大丈夫かしら?」
七夏「お父さん、傘、持ってるのかな?」
玄関から音がした。
直弥「ただいま!」
七夏「あっ、お父さん! おかえりなさいです☆」
凪咲「あなた、お帰りなさい。大丈夫だったかしら?」
直弥「一応、折りたたみの傘は持ってたけど、急に雷と凄い雨で・・・って、時崎君!?」
時崎「直弥さん、こんばんは。さっき、停電がありまして・・・」
直弥「そうみたいだね。帰る途中で街の灯りが消えたから少し慌てたけど、大丈夫だったかい?」
時崎「はい! 七夏ちゃんが居てくれて、心強かったです!」
七夏「え!?」
直弥「そうか! 七夏は家の光だからね!」
七夏「お、お父さんっ!?」
凪咲「そうね♪」
七夏「お母さんまで!」
凪咲「あなた、雨に打たれてますから、先に流して来てください」
直弥「そうさせてもらうよ。じゃ、時崎君、失礼します」
時崎「あ、はい!」
直弥さんは、お風呂場へと向かってゆく。
七夏「あ、お父さんの浴衣!」
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