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凪咲「いえ、良かったら、降りてきてくださいね」
時崎「はい! あっ、な、七夏ちゃんは?」
凪咲「ごめんなさい。七夏は先に頂くって・・・」
時崎「そ、そう・・・ですか」
夕食を手短に頂いて、部屋に戻る。今日は、七夏ちゃんと会わない方が良いのかも知れない。だけど、いつまでもこのままではダメだ。明日は、七夏ちゃんとお話しが出来るように努めなければ!
机で長い時間うたた寝していたにも関わらず、脱力感は残ったままだ。凪咲さんが準備してくれたと思うお布団にもぐり込む。
時崎「七夏ちゃん・・・ごめん」
七夏ちゃんは、俺よりも辛い想いをしているに違いない。その理由が俺にあるのだから、謝る気持ちしか出てこない。だけど、それって、七夏ちゃんが喜ぶ事なのか?
<<時崎「明日からは『今まで通り、いつもの天美さんになる事!』」>>
天美さんに、こんな事を話しておいて、俺は・・・。
時崎「他人の事って簡単に言えるんだよな」
・・・違う、七夏ちゃんは他人---
時崎「・・・・・」
急に心が締め付けられた。今の感覚・・・俺は、七夏ちゃんを「他人」だと思っていないという事だ! 頭で考えるよりも心で考えた方が良いのかも知れない。少しずつでいい。少しずつ、七夏ちゃんと・・・。
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