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七夏「虹は、どんな色に見えますか?」
時崎「・・・・・・・・・・」
七夏「うぅ・・・」
時崎「っ!!! 七夏ちゃんっ!!!」
心臓に叩き起こされた。
時崎「七夏ちゃん・・・」
窓はかなり明るくなっており、いつもなら起きている時間だという事がすぐに分かった。
時崎「起きる・・・か」
布団から起きる。机の上に「C11機関車」の鉄道模型・・・その下にメモ書きがあった。
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柚樹さん、
おはようございます。昨日はごめんなさい。
今日はここちゃーのお家にお出掛けします。
七夏
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時崎「七夏ちゃん・・・」
メモ書きを見てほっとする自分が居た。どんな顔をして七夏ちゃんと会えばいいのかと思っていたから。けど、それは問題を先延ばしにしているだけだ。七夏ちゃんは、しっかりと自分の意思を伝えてきているのに俺は・・・。
1階へ降りる。
時崎「おはようございます」
凪咲「柚樹君、おはようございます」
時崎「すみません。寝坊してしまって」
凪咲「いいのよ。起こしてあげようかと悩んだのですけど、七夏が・・・ね」
時崎「七夏ちゃん・・・」
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