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時崎「え!? あ、ああ。でも、今すぐでなくてもいいよ」
笹夜「お出掛けでしたら、私もご一緒してもよろしいでしょうか?」
時崎「え!? それは、もちろん構わないけど」
凪咲「高月さん、せっかくいらしたのですから、少し休憩なさってください」
笹夜「え!?」
凪咲「お顔、少し赤くなってないかしら?」
笹夜「・・・ありがとうございます♪」
凪咲さんに言われて高月さんを見ると、白くて綺麗な頬が、少し赤く染まっている気がした。ちょっとした事への気遣いが出来ない自分が情けない。
時崎「高月さん! こっちへ!」
笹夜「ありがとうございます♪」
俺は涼しい縁側へと高月さんを案内した。心地よい音が響く。
笹夜「まあ! 風鈴♪」
時崎「あ、音、気になるかな?」
笹夜「とても涼しく、心地よい音色です♪」
時崎「良かった」
笹夜「それに、綺麗な光・・・サンキャッチャーかしら?」
時崎「ああ。七夏ちゃんも喜んでくれたんだ」
笹夜「そう♪」
俺は昨日の七夏ちゃんとの事を、高月さんに話すべきか躊躇っていた。まずは高月さんのお話しを聞くべきではないだろうか?
凪咲「冷茶と和菓子です。どうぞ」
笹夜「ありがとうございます♪」
時崎「凪咲さん、ありがとうございます」
凪咲「ごゆっくりなさってくださいませ」
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