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凪咲さんに出掛ける事を伝える。
凪咲「柚樹君、高月さん、お気をつけて」
時崎「はい。ありがとうございます」
笹夜「では、失礼いたします」
商店街へと続く道を高月さんと歩く。昨日は七夏ちゃんと一緒だった事を思い出してしまう。ダメだ! 今は高月さんの事も考えないと! 何を話せばいい?
時崎「・・・・・」
笹夜「・・・・・」
時崎「・・・・・」
笹夜「と、時崎さん」
時崎「え!?」
笹夜「アルバム作り、如何でしょうか?」
高月さんから、話題を頂いてしまった。もっとしっかりしろ! 俺!
時崎「ま、まあ、今日も風景とか素材を集めたり、あと写真屋さんにも寄ろうかと」
笹夜「私にもお手伝いできる事ってあるでしょうか?」
高月さんには、写真のモデルさんになってもらいたいと思ってしまう。
時崎「写真屋さん、後で寄ってもいいかな?」
笹夜「はい♪」
時崎「高月さんは、買い物は無いの?」
笹夜「特には・・・あ!」
時崎「何かある?」
笹夜「本屋さんに・・・」
時崎「楽譜? それとも小説かな?」
俺が知っている高月さんの事って、このくらいしかない。でも、高月さんは少し嬉しそうに微笑んでくれた。
笹夜「すみません。今日は参考書を・・・」
時崎「そ、そう」
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