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笹夜「いえ・・・私の方こそ・・・」
突然背後から高月さんに声を掛けられて驚く。高月さんは、参考書の置いてある場所に居ると思ってたけど・・・。
時崎「参考書、見つかった?!」
笹夜「はい♪ すみません。楽譜も見ていたら、遅くなってしまって」
時崎「なるほど。全然構わないよ」
笹夜「ありがとうございます♪」
時崎「高月さん、ちょっと喫茶店で休憩しない?」
笹夜「はい♪ お心遣いありがとうございます♪」
高月さんと、喫茶店へ寄る。訊きいた事はだいたい纏めておいたけど、いざ訊くとなると、その切り出し方が難しい。二人とも紅茶を注文して、待っている時間・・・訊くなら今のタイミングだ!
時崎「た、高月さん!」
笹夜「は、はい!?」
時崎「え、えっと、ちょっと気になっている事があって・・・」
笹夜「何でしょうか?」
時崎「以前に、七夏ちゃんの落とす影がどうとかいうお話しがあったよね?」
笹夜「はい。時崎さん、分かりましたか?」
時崎「い、いや・・・それが、今でも分からなくて・・・」
笹夜「そう・・・ですか・・・」
時崎「な、七夏ちゃんの落とす影って?」
笹夜「・・・時崎さんは、いつまでこの街に居られるのかしら?」
時崎「え!? あっ!」
そう言う事か!
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