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時崎「そ、その・・・高月さんは『可愛い』って言われるのって迷惑かな?」
笹夜「え!?」
時崎「女の子は・・・って、言った方がいいかな?」
笹夜「・・・・・私は、言われる人に依ります」
時崎「言われる人・・・」
笹夜「と、時崎さんだったら、とても嬉しい・・・です・・・」
時崎「そ、そう。ありがとう」
笹夜「七夏ちゃん、かしら?」
時崎「え!? ああ。まあ、可愛いって言うと、困ったような顔をされる事があって・・・前はそうでもなかったのだけど」
笹夜「それはきっと、とっても嬉しいからなのだと思います♪」
時崎「え!?」
笹夜「時崎さんの『可愛い』が社交辞令や、お世辞ではないという事」
時崎「あっ・・・」
なるほど。高月さんに言われると、心当たりがある。七夏ちゃんは、お泊り客からの「可愛い」には笑顔で対応していた。
笹夜「言われる人に依るって話しましたけど、伝わったかしら?」
時崎「ああ! ありがとう!」
笹夜「良かったです♪」
時崎「しっかり者さんの高月さんが居てくれると、心強いよ」
笹夜「そんな・・・」
虹の事についても高月さんに訊きたかったけど、これだけは、俺自身でなんとかしたい。全てを高月さんに訊いていては、ダメだと思う。
時崎「あ、そうだ! 写真屋さんに寄る前に、高月さん!」
笹夜「はい?」
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