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聞き間違いだろうか・・・いや、震え始めている手足が、そうではない証拠だ。どういう事なんだ? 訳が分からない。
時崎「あ、た、高月さん!」
笹夜「列車、来ましたから・・・失礼します」
その言葉を残して、高月さんは列車内へ消え、そのまま列車は高月さんの気持ちに合わせたかのように、出発してしまった。
ホームに鳴り響く次の列車のアナウンスが、今の出来事を掻き消すかのようだった。
第三十九幕 完
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