第三十九幕:すれ違いの虹

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聞き間違いだろうか・・・いや、震え始めている手足が、そうではない証拠だ。どういう事なんだ? 訳が分からない。 時崎「あ、た、高月さん!」 笹夜「列車、来ましたから・・・失礼します」 その言葉を残して、高月さんは列車内へ消え、そのまま列車は高月さんの気持ちに合わせたかのように、出発してしまった。 ホームに鳴り響く次の列車のアナウンスが、今の出来事を掻き消すかのようだった。 第三十九幕 完 ---------- 第三十九幕をお読みくださり、ありがとうございました! 「次へ」ボタンで、次回予告です!
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