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心桜「単純に考えると・・・なんだけどね。実際、初対面での好みは、外見100%から始まって、徐々に性格の方に%が割り振られて行く事になるよね」
笹夜「なるほど・・・分かります!」
心桜「トラトラの男の子が、二人の女の子の間で揺れているという事は、外見はライバルの女の子の方が好みで、性格は主人公の女の子の方が好みって事が考えられない? あ、逆の可能性もあるかな・・・」
七夏「それで二人の女の子の心が入れ替わると?」
心桜「外見と性格が100%好みの女の子と、0%好みの女の子が誕生する!!!」
笹夜「ぜ、0%好みの女の子って・・・」
心桜「はっきり言えば『タイプじゃない』」
七夏「こ、ここちゃー」
心桜「あ、でも『0%好み』は恋の対象にならないだけで『嫌い』とはまた違うからね」
笹夜「では『100%好みじゃない』という言い方も、できますよね」
心桜「笹夜先輩。それ、ツンデレ」
七夏「え?」
心桜「『勘違いしてよね! あんたの事なんて、100%好みじゃないんだからねっ!』」
笹夜「言い回しにとても歪みを覚えます」
心桜「まさに、次世代のツンデレだねー」
七夏「そうなの?」
心桜「まあ、ツンデレは置いといて、トラトラの結論としては100%好みになった方と恋が実るって事」
笹夜「そうですけど、トラトラは女の子の人格や心が入れ替わるお話ではないのですよね?」
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