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笹夜「いえ、私にも問題はありましたから・・・」
心桜「電話切った後のつっちゃーが、取り乱しちゃってさ。今日はこのまま家に帰せないなって思って、凪咲さんに電話したけど、あたしも震えてたよ・・・」
笹夜「本当にすみません・・・」
心桜「いえいえ! でも、それが熱演だったって分かってさ」
七夏「こ、ここちゃー!」
心桜「ん?」
七夏「演技・・・ではないと思います」
心桜「あ、そだったね」
笹夜「本当の想い・・・です♪」
心桜「笹夜先輩は、いつから?」
七夏「こ、ここちゃー!!」
笹夜「ピアノ即興演奏の後くらい・・・かしら?」
心桜「流石、即答! 迷い無し!」
七夏「わ、私・・・気付かなかったです」
心桜「はは・・・あたしも」
笹夜「私自身も本当の気持ちに気付くのに、少し時間が掛かりましたから・・・」
心桜「・・・って事は、もっと前からだったって事?」
笹夜「そう・・・かも知れません」
七夏「ここちゃーから、笹夜先輩の気持ちを聞いて、私は何もしていないのに取り乱して泣いちゃって・・・そんな自分が悲しくて・・・」
心桜「あーはいはい! これからは、もっとしっかりと頑張る方向にするって、二人で決めたでしょ!?」
七夏「あ、ごめんなさい!」
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