第四十一幕:しあわせななつの虹

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七夏ちゃんの部屋に招かれ、宿題の内容を見る。結構難しい・・・けど、ここは携帯端末の力を借りて・・・そう言えば、七夏ちゃんもマイパッドを持っているはずだけど、それを使っていないみたいだ。後で俺が検索した履歴が残るように、七夏ちゃんのマイパットを借りた方が良いと思った。 時崎「七夏ちゃん、マイパッドを借りてもいいかな?」 七夏「はい☆ どうぞです☆」 時崎「ありがとう! ・・・なるほど!」 俺は問題の答えを導き出す方法を理解し、七夏ちゃんに教えてあげた。いくつかあった七夏ちゃんの分からなかった箇所を、次々と調べて、問題を解く方法を付箋に書き込む。 七夏「柚樹さん、凄いです!」 時崎「そ、そう!?」 検索慣れ・・・とでも言うのだろうか? 普段から色々な事をマイパッドで調べている事が、今は効いている! さっき水族館とは関係ない事まで調べてしまっていたけど、今は関連検索機能に感謝する。 時崎「!?」 検索する時、「に」で始まる文字を打ったら、予測候補として出て来た文字列・・・「虹色」「虹の色」「虹は七色」「虹見えない」・・・七夏ちゃん・・・。 七夏「!? どうしたの? 柚樹さん?」 時崎「え!? あ、ごめん! 七夏ちゃんは、宿題でマイパッドは使わないの?」 七夏「えっと、なるべく自分で考えたくて・・・それに、マイパッドを使うと、つい宿題と関係ない他の所も見てしまうから・・・」 時崎「・・・・・」 七夏「ご、ごめんなさいっ!」     
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