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恥ずかしそうに顔を赤くして謝ってくる七夏ちゃん。その気持ちはとても良く分かるし、俺も人の事を言えない。
時崎「・・・俺もだよ!」
七夏「え!?」
時崎「マイパッドは便利だけど、誘惑も沢山あるからね」
七夏「はい。だから今日は・・・」
七夏ちゃんは、いつもよく頑張っている。今日だってそうだ。だけど、頑張り過ぎて楽しい事の前に疲れてしまっては本意ではない。俺が調べて書き加えた付箋の内容を見ながら宿題を進める七夏ちゃん・・・何か今までと違うような気がしてならない。
七夏「ふぅ・・・」
七夏ちゃんが小さく「ため息」をこぼした。俺は念の為、七夏ちゃんに訊いてみる。
時崎「七夏ちゃん、大丈夫?」
七夏「え!?」
時崎「ちょっと、疲れてない?」
七夏「疲れてはないですけど、少し、頭がぼーっとしちゃって、宿題も急いでるのに、なかなか集中できなくて・・・」
宿題に集中出来ない・・・今日の水族館の事が原因!? いや、それもあるかも知れないけど、それだけではないかも知れない。俺は思い切って行動に出る! 七夏ちゃんの為に!
時崎「七夏ちゃん!」
七夏「は、はい!?」
時崎「ちょっと、ごめん!」
七夏「え!? ひゃっ☆」
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