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時崎「どうかな?」
七夏「冷たくて、心地いいです☆」
時崎「よかった。じゃ、時々、タオルは交換するけど、とりあえずおやすみ」
七夏「くすっ☆ とりあえず、おやすみなさいです☆」
そう話すと、七夏ちゃんは目を閉じた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
雨音・・・今日、午後の天気は穏やかではなくなっており、七夏ちゃんの容態は先程より悪くなっていた。
七夏「はぁ・・・はぁ・・・」
七夏ちゃんの額に手のひらを当てると、明らかに今朝よりも熱い。とても息苦しそうな七夏ちゃんを見て、不安になる。
時崎「七夏ちゃん、ちょっと待ってて! すぐ戻るから!」
七夏「はぁ・・・はぁ・・・」
俺は、凪咲さんの所へ急いだけど、お泊りのお客様の対応をしているようだ。
時崎「いらっしゃいませ。ごゆっくりどうぞ!」
凪咲「柚樹君!?」
時崎「凪咲さんっ! 氷と、お皿を借ります!」
凪咲「はい」
俺は、その一声だけかけて、冷蔵庫から氷を皿に乗せて、七夏ちゃんの部屋に急いだ。
時崎「七夏ちゃん! 氷、持って来たよ」
七夏「はぁ・・・はぁ・・・」
俺はタライの中の水に氷を入れる。タオルを氷水で冷やし、七夏ちゃんの額に乗せる。
七夏「うぅ・・・はぁ・・・」
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