幕間三十六:チョコを渡せない!?

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心桜「えーなになに・・・『ココナッツさん、笹夜さんこんにちは。去年、気になる人にチョコレートを渡すかどうかで悩んでいたのですけど、結局、渡しませんでした。すると、なんかその人への想いも冷めちゃって・・・。今年は特にチョコレートを渡す人が居ないという、女の子にとっては少し切ない状態になってます。義理チョコはどうかと思いますし、友チョコなら、普段から行っててあまり新鮮味がなくて・・・贅沢な悩みかも知れませんけど、チョコレートを渡したい人が居ない場合、バレンタインデーをどのように考えますか?』・・・だって、簡単だよ。渡したい人が居ないなら、何もしない! これで決まりっ!」 七夏「こ、ここちゃー!」 笹夜「まあ! 確かにそうなのですけど」 心桜「見栄を張っても空しいだけだよ」 七夏「でも、ちょコミックスさんは、渡したい人が居ない事に切なさを抱いているのですよね」 心桜「まあ、去年まではあった目標が無くなってしまったみたいだからね・・・」 笹夜「今は、想い人もいらっしゃらないご様子みたいですね」 心桜「んー・・・自分チョコってのはどう?」 七夏「えっと、自分へのチョコレート?」 心桜「そうそう! 自分で好きなのを買って、自分で頂く! 損失無し!」 七夏「誰かに渡して喜んでもらいたいのではないのかな?」 笹夜「そうね♪ 本来は想いを伝える事ですから♪」 七夏「あっ!」 心桜「ん? つっちゃー、何か良い事思い付いた?」 七夏「はい☆ お父さんに渡すのはどうかな?」 笹夜「なるほど♪」 心桜「その手があったか・・・でも、ちょコミックスさんが去年もお父さんに渡していたとしたら・・・」 笹夜「それは、問題とはなりません♪ 今年は渡す相手が居ないと話されてます♪」 七夏「お父さんに渡すのなら、そのような書き方にはならないと思います☆」 心桜「なるほどねー。あたしも、次の時はお父さんに渡してみようかな?」     
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