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七夏「あっ! 柚樹さん! 見えます!」
時崎「え!?」
七夏「虹が・・・」
時崎「・・・・・」
七夏「ひとつ、ふたつ、みっつ」
時崎「な、七夏ちゃん!?」
七夏「よっつ、いつつ、むっつ」
時崎「???」
七夏「ななつです☆」
時崎「!!!」
七夏「ななつの色に見えます☆」
時崎「ななつのいろ・・・って、な、七色に見えるの!?」
七夏「はいっ☆ 私・・・虹・・・こんなに綺麗だったなんて・・・」
時崎「七夏ちゃんっ!」
七夏「くすっ☆」
時崎「七夏ちゃんっ!!!」
七色の虹と大空が突然真っ暗になった。
時崎「ななっ・・・・・」
また・・・か・・・。でも、今の夢は、俺の望む夢だった気がする。
時崎「夢は自分で描くもの・・・か・・・」
確かに、自分で望まなければならない事もある。さっきの夢、正夢になればいいなと思いながら、布団から出て背伸びをする。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
七夏「あ、柚樹さん☆ おはようです☆」
時崎「七夏ちゃん、おはよう!」
七夏「くすっ☆」
七夏ちゃんの頬が少し赤い気がする。まさか、まだ熱が引いていないのか!?
時崎「七夏ちゃん、ちょっとごめん」
七夏「え!? ひゃっ☆」
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