11人が本棚に入れています
本棚に追加
直弥「ああ、七夏。前からほしがっていただろ?」
七夏「ありがとうです!!!」
時崎「七夏ちゃん! 良かったね!」
七夏「はい!!!」
・・・と、そこへ凪咲さんも現れる。
七夏「あ、お母さん!! お父さんがこれ!!」
その一言だけ聞くと、何の事か分からないが、七夏ちゃんが、それだけ喜んでいるという事が伝わってくる。
凪咲「まあ、良かったわね! 七夏!」
七夏「はい!!」
「MyPad Little」を嬉しそうに眺めている七夏ちゃんに気付かれないように、凪咲さんが、お父さんに小声で何か話しているようだ。
凪咲「(ちょっと、あなた・・・あれ、高かったのではないの?)」
直弥「(まあ、それなりに高価な商品だけど・・・)」
凪咲「(もうー・・・)」
直弥「(実は、携帯電話のポイントが知らない間に結構増えてて、そのポイントに少し足しただけで、買えたんだよ)」
凪咲「(まあ! そうだったの!?)」
直弥「(ポイントの有効期限も迫ってたみたいだし、ちょうど良かったんだ・・・おっと、この事は、七夏には内緒で頼むよ)」
凪咲「(はい!!)」
俺は、七夏ちゃんのご両親の話がなんとなく聞こえてきたが、聞かなかった事にする。それより、俺も、七夏ちゃんに何かプレゼントをしてあげたいと思った。
最初のコメントを投稿しよう!