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時崎「七夏ちゃん!!」
七夏「はい!?」
時崎「俺も、七夏ちゃんに何かプレゼントするよ!」
七夏「柚樹さんからは、お誕生日にプレゼント、貰ってます☆」
時崎「え!?」
七夏「えっと、セブンリーフの写真立て・・・」
時崎「あっ、あの時の・・・」
俺は思い出す・・・七夏ちゃんと再会できたあの日、七夏ちゃんが写真屋さんへと案内してくれて、その時、七夏ちゃんが見つけたセブンリーフの写真立て・・・。
時崎「あの日、七夏ちゃんお誕生日だったんだ・・・話してくれれば良かったのに・・・」
七夏「そんな・・・ほぼ初対面のお客様に『今日お誕生日です』なんて言えません・・・」
確かに、七夏ちゃんの言うとおりだ。「今日、お誕生日です」なんて言うと、プレゼントを催促する事になる。七夏ちゃんの性格から、それは考えられない・・・と納得した。
七夏「あの時、柚樹さんが写真立てをプレゼントしてくれて、とっても嬉しかったです!」
時崎「まあ、結果的に・・・なんだけど、七夏ちゃんのお誕生日にプレゼントできていたみたいで、良かったよ・・・過去へのプレゼントみたいで、ちょっとくやしいけど」
七夏「くすっ☆ 今は過去でも、お誕生日の時は未来です!」
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