第四十二幕:見えない虹に気付く時

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七夏「カニの幼生さん・・・です♪」 七夏ちゃんが、そう話してきた。 時崎「カニの幼生!? 沢山いるね!」 七夏「え!? たくさん? えっと・・・」 時崎「ん? だって、数え切れないでしょ?」 七夏「ひとつ、ふたつ、みっつ」 時崎「か、数えるの!?」 七夏ちゃんは、何かを数え始めた。何かって、カニの幼生である事は間違いない。しかし、こんなに無数にいるカニの幼生を、数えるなんて無謀だ。 七夏「よっつ、いつつ、むっつ」 時崎「七夏ちゃん!?」 七夏「ななつです☆」 時崎「え!?」 七夏「くすっ☆ 」 なんか、話がかみ合わない。これはどういう事だ!? まてよ!? どこかで聞いたような言葉・・・今朝の夢っ!!! 七夏「ななつ・・・です☆」 時崎「え!?」 七夏「あっ・・・えっと、ななつの幼生さん♪」 時崎「ななつの幼生・・・って、カニの幼生の事!?」 七夏「はい☆」     
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