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先ほど、水族館で七夏ちゃんが大きな水槽を眺めていた光景と重なった。七夏ちゃんが眺めているのは、花嫁衣裳、ウェディングドレスだ。俺は、水槽を眺めていた時と同じように、七夏ちゃんを待つ事にした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
七夏「柚樹さん、ごめんなさいです」
時崎「とっても素敵だね!」
七夏「はい☆ つい眺めちゃった☆」
時崎「その気持ちは、とてもよく分かるよ!」
七夏「くすっ☆ 私もいつか、こんな素敵な花嫁衣装が着れるといいな♪」
時崎「そ、そうだね!」
なんか焦って、気の利いた返事が出来なくなっていた。
七夏「くすっ☆」
時崎「七夏ちゃん!?」
七夏「その前に、お料理とか色々と頑張ります☆」
時崎「はは・・・」
七夏ちゃんがどのような事を思っているのか、考えると顔が熱くなる。だけど、それがとても心地よい。俺は、これから先も、この感覚を大切に想いながら、七夏ちゃんの事も大切に想えるように・・・今、見え始めた虹に気付くのだった。
第四十二幕 完
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