第十幕:虹へ未来の贈り物

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七夏ちゃんの「MyPad Little」は「WiFiモデル」で記憶容量も最小限のようだが、それでも最新モデルの為、俺の「MyPad」に迫るスペックだ。電化製品の進歩の凄さを、改めて実感する。 七夏「柚樹さん?」 時崎「どおしたの?」 七夏「説明書がありません・・・」 時崎「あー、説明書か」 そう、この製品にはいわゆる分厚い「取扱説明書」は無い。実際に操作しながら覚えろという事だ。これは、俺がMyPadを手にした時、同じような事を思ったりした。小説を読む事が好きな七夏ちゃんは、最初にしっかり説明書を読むタイプなのだろうか・・・。 七夏「説明書ってないのですか?」 時崎「MyPadは実際に操作しながら直感的に覚える人が多いみたいだよ。俺もそうだったし・・・でも、最初は戸惑ったな」 七夏「そうなのですね・・・」 時崎「あ、不安だったら、使い方を解説した本も沢山あるはずだから、それも見てみる?」 七夏「はい! 色々ありがとうです!」 時崎「操作方法とか分からなかったら、いつでも訊いてくれていいから」 七夏「はい! 頼りにしてます!」     
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