11人が本棚に入れています
本棚に追加
笹夜「出逢った時から、惹かれ合う強さによって、一緒に過ごした時間も多く思えるのではないかしら?」
七夏「強さ?」
笹夜「一緒に居る時間がいくら長くても、お互いが惹かれ合ってなかったら、想い出もそんなに残らないと言えば分かるかしら?」
七夏「なるほど☆」
笹夜「単純に一緒に居る時間で考えれば、私の同じクラスの人の方が、七夏ちゃん達よりも長いはず・・・でも、私は七夏ちゃんや、心桜さんとの方が沢山の思い出が残ってます♪」
七夏「えっと、同じクラスの人とは?」
笹夜「少しはありますけど、それは、学校の行事とか授業の都合で、私自身が望んで過ごしたとは言い切れません。そのような出来事は、あまり思い出にも残らないのです」
七夏「えっと・・・」
笹夜「私には、ピアノがありましたから♪」
七夏「はい☆ 笹夜先輩のピアノは、とっても素敵です☆」
笹夜「ありがとう、七夏ちゃん♪ ピアノのおかげで、クラスの人よりも部活の人の方が沢山の思い出として残ってます♪」
七夏「素敵な思い出がたくさん増えるといいなって思います☆」
心桜「なるほどっ!」
七夏「ひゃっ☆」
笹夜「きゃっ!」
七夏「こ、ここちゃー!?」
心桜「いや~、読んで来たよ! 来ましたよ!」
笹夜「こ、心桜さん!?」
心桜「あ、あの・・・最後かも知れないから・・・名前で・・・」
最初のコメントを投稿しよう!