第四十五幕:思い出は七色の虹へ

7/49
前へ
/1638ページ
次へ
七夏「あ、お食事の時は、あまりテレビを見ないです」 凪咲「私がお客様がいらっしゃる時は、テレビを見ながらのお食事を控えるように話してますので」 時崎「そうなの?」 七夏「えっと、見てる時もありますけど、手が止まってしまうから・・・」 時崎「それ、分かる!」 七夏「今日は、お父さんから、もしかしたらテレビに映るかもって聞いたから☆」 凪咲「ナオが、出掛ける前に録画予約をしていたみたいで」 時崎「なるほど。今の映像、録画されてるのですか?」 凪咲「ええ♪ ですから後でも見れると思いますけど」 七夏「同じ時間を一緒の方がいいかなって☆」 時崎「それ、分かる!」 七夏「くすっ☆ 柚樹さん、さっきと同じ事を話してます☆」 時崎「はは・・・さっきと言えば、車掌車を見て思い出したけど、七夏ちゃん、直弥さんから鉄道模型のお掃除とか頼まれてない?」 七夏「え!? どおして?」 時崎「この前、直弥さんのお部屋にお邪魔した時、分解されていた車掌車があったから」 七夏「そうなの? 私は頼まれてませんです」 時崎「そうなんだ。後で直弥さんの部屋にお邪魔してもいいかな?」 七夏「私も一緒、いいですか?」 時崎「もちろん!」 テレビから、「C11蒸気機関車」が出発する映像を見ながら朝食を頂く。     
/1638ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加